2021.11.01

ジルベルトで一番の古参(こさん)スタッフです

ジルベルトで一番の古参(こさん)スタッフです

初めまして、ジルベルトスタッフのShinichiroです。今の会社に入って、はや6年目になります。

入社当初はこんなに長い間通い続けることになるとは思っていませんでしたが、今は自分の居場所を確認できるこの場所が好きです。そして障がいを配慮していただけることに感謝しています。

苦しい立場でも積極的に社会に参加しようとする方々にお会いする日を楽しみにしております。今回は僕の障がいについてお話していこうと思います。

山を乗り越えて今がある

今現在、僕が持っている障がいは『統合失調症』といいます。心の病気ですが、具体的には幻聴や睡眠障がいなどが強いです。その他にもシンナーなどの薬品にアレルギーを持っています。

また、遺伝性のパーキンソン症状があり、下肢(かし)の動揺(どうよう)などがあります。一時期は昼夜かまわず歩行し続けても脚の付け根の違和感が拭(ぬぐ)えないほど、精神的に不安定な毎日を過ごしていましたが、この会社で働くようになってからは、だいぶ改善しています。

若い頃から苦しかった

障がいと向き合うことになった初めてのきっかけは高校生の頃でした。同級生の声や物音が自分に矛先を向けているような不安な気持ちになり不登校を繰り返していました。

次に障がいを体感したのは大阪の印刷会社に就職して5年が経とうとしていた時期でした。やはり、その時も同じ症状でした。特に、音に対する恐怖心は機械のオペレーターとして職を引退しなければならないほどにひどいものでした。

会社を退職し、次に契約社員として働いたのが染色工の仕事だったのですが、その時には音に加え化学薬品へのアレルギーが『顔などの発疹』という形で発症しました。

支えられて生きている今がある

過去の障がいについて16歳〜26歳くらいまでの話をしましたが、パーキンソンの症状については30代になってからです。

パーキンソンとは、お年寄りが持つ疾患であり、主に上半身に症状が出るものです。僕の場合は30代で下肢に症状が出ました。

会社でも椅子の上で胡坐(あぐら)をかいて仕事をしています。他に脚を組んで仕事をしている人などいません。

きっと僕は年を追うごとに不安を抱くでしょう。しかし、改善しない病気ではないのです。

家族はもちろんですが、今は会社にも支えられています。ハンデを乗り越えて、当たり前に日々の仕事を用意していただけることに感謝しています。

障がい者としての自分との向き合い方

今後はまず、自分が障がい者であることをより明確に意識することでビジョンを自分の身の丈に合ったものに設定することが大切だと思っています。

僕はこの会社で1番のベテランです。いろんな現場を見てきました。

障がいは人それぞれ、サポーターさんの対応の仕方も多種多様です。自分の役割や自分が貢献できる仕事の範囲をしっかりと把握することが重要だと思っています。

毎日を成長し続ける日々にしたい。だから、自分にできることを明確にしておきたい。

一歩づつゆっくりと社会に参加して行けたら良いなと思っております。